イナセナナナメヨミ。

毎日の生活でふと思い浮かんだことを書き綴るものです。徒然草を100倍希釈したものだと思っていただければ。

後出しジャンケンを成功させよう。

誰かに見られていると思って目を向けたら、逆に先手を取ってしまい、こちらが見つめていたかのような状況になってしまった、なんて経験はないだろうか。自意識過剰なあまり、ありもしない誰かの視線を感じているだけかもしれないが。 視線や眼差しとは面白い…

それでも共有したい私

昨今「シェア」という文化の広まりがめざましい。車や自転車といった移動手段に顕著だが、近頃はオフィスや店舗もシェアされる。 その漠然とした響きも、ポジティブな広がりに一役買っている。気になるあの子が手渡してきたペットボトルに口をつける。間接キ…

音楽と羞恥心の傾聴

Beatsのイヤホンを使っていたら、サブカルくさいとバカにされ、だったらいっそとマーシャルのBluetoothイヤホンを使い始めた。 フルワイヤレスではなく、左右のイヤホンが線で繋がっているタイプだ。これがなかなか優れもので、磁石でくっつく仕組みなので首…

3への油断に気をつけろ

ルイージマンション3の広告の、三度目の掃除機、という文言に、なるほどうまいこと言いおる、などと感心している時、ふと思うことがあった。日本には3に考えの拠り所を求める言葉がチラホラある。こと恋愛関係では、3回目のデートで告白だとか、給料3ヶ月分…

ビニール傘と向き合い大人を実感する

天気予報を全くと言っていいほど見ないので、急な雨に降られることが多々ある。惰性でカバンに折り畳み傘を入れ続けているせいで大概の場合なんとかなるが、止むを得ずビニール傘を買うこともある。ところで、そんなビニール傘と私の関係は、歳を経るごとに…

スローなブスにしてくれ

美人が満員電車から降りてくる姿を想像できない。狭い空間に顔を歪ませ必死になる姿を想像できない。目の前を颯爽と歩く、後ろ姿から美人な雰囲気を醸し出す人。かつては、無理やりに追い抜いて、チラとそのご尊顔を拝そうと試みていた青二才な自分がいた。…

満員電車でハラキリを。

東京の通勤風景は今日も変わらず、来る電車来る電車に、大量の人が詰め込まれている。そんな満員電車に時折、誰も座らない不思議な空間が現れる。乗り込む時には、人を押しのけてでも確保せんとするその場所が、今目の前で空いているというのに。車内の限ら…

残高シェイム

ICカードの利用が当たり前になって久しい。切符を買う手間が省け、電車やバスの乗降がとてもスムーズになり、まさに文明の利器といって遜色ない代物である。自動改札には、ICカードをかざすと残高を表示する機能が備わっている。開発者にしてみれば、電車を…

ならいっそ全裸の料理を。

どんなに美味い料理でも、乱雑に盛られては美味そうに見えない。でもたまに、この盛り付けは正しいのか?と思うこともある。どでかい皿の隅っこにちょこんと載った食材はどことなく居心地が悪そうに見えてしまう。電車に乗る時、真ん中でなく何となく端っこ…

振袖決起集会

1月になると、街中でゲリラ的に振袖の集団に出会うことがある。まぁ、毎年の成人の日は決まっているので、ゲリラというより予告犯に近いのだが。 私は成人式に出たことがない。20歳になるまでに、何度か引越しをした地理的不利もあるが、出席の必要性を感じ…